栃木県の補助金制度と、GビズIDのご紹介!
栃木県では、栃木県地域企業感染症対策支援補助金 (名前が長いので、以降栃木補助金と記載します)という制度が1月22日 (金)より開始されました。ざっと補助金の内容を説明すると、補助上限額は300万円までで、補助率は2/3となっております。使用用途は、感染対策がメインとなっており、パーテーション設置や自動検温のサーマルカメラ、セルフレジや自動精算機、セルフオーダーシステムやセルフチェックインシステム、券売機や整理券発行機、デリバリー等の専用車両、EC(eコマース(ネット販売))サイトの構築が対象になっております。飲食店の方々や、お店に不特定多数の方が来店される様な方には、使いやすい補助金だと思います。基本的には、予算上限に達し次第
終了となっておりますので、ご希望の方はお早めに申し込まれた方がよろしいかと思います。
実は、この補助金は2回目の募集でして、昨年の6月5日からスタートしたのですが、あっと言う間に一杯になって終了してしまった補助金の第2段です。もし、この補助金を利用されたい
方は、是非、早めに申し込みしていただきたいです。
【GビズIDが必要】
この栃木補助金は電子申請となっており、「Gビズ」という、電子システムを使ってのみ申請ができます。紙での申請や受付は出来ません。
「GビズID」を一言で言えば、マイナンバーカードの電子版?といいますか、印鑑証明書の電子版?といいますか、本人確認するための「手段」と言えば良いでしょうか?事前に登録して、「GビズID」という手段を使って本人認証をする…みたいなものです。
具体的な流れですが、最初は会社の印鑑証明書と会社のメールアドレス、社長の携帯電話等を紙の書類で事務局に送付します。大体1週間程度で登録が終わります。完了すると事務局から登録ができたとメールが届きます。そのメールに書いてあるリンクにアクセスし、パスワードを登録すれば完了です。とはいえ、実際使うには、もうひと手間必要です。例えば、補助金の入力なら、入力画面でメールアドレスとパスワードを入力します。そうすると、次に、社長の携帯電話ショートメールでワンタイムパスワードが送られてきて、それを入力して初めて補助金の入力画面に入
れます。とにもかくにも「GビズID」がないと、栃木補助金は申請が出来ません。今後、補助金申請だけでなく、社
会保険や雇用保険等の手続きもこの「GビズID」を使って申請するようになるとのことなので、事業者の方は早めに登録しておいた方が良いと思います。
【GビズIDの種類】
「GビズID」には、プライムとエントリーという2つの種類があります。エントリーに関しては、即日作成可能なアカウントらしいですね。プライムは、印鑑証明書等を提出しないと作成できないものです。どっちが良いの?と聞かれれば、プライムを申請した方が良いかと思います。理由は、栃木県地域企業感染症対策支援補助金の場合、プラ
イムでないと入れないですし、エントリーの場合、入れないシステムが存在する様なので、プライムがお勧めです。もう一つ、メンバーというものがあるのですが、これは、従業員が入力するための制度みたいです…。
【補助金申請した感想】
たまたま、お客様からのご依頼で栃木補助金に1月2日に実際に申請を出しましたが、運用にはまだまだ現状課題が多いですね。書類等は画面に直接入力するものと、別にスキャニングしてアップロードするものと2つに別れますが、これが、結構くせ者で、こっちは手入力、こっちはスキャン、とやらなくてはなりません。詳細は省略しますが、率直な感想は思った以上に大変でした。正直、全部紙の方が提出する側からすると簡単かもしれませんね。
現在の入力システムが、審査する側の立場で作られていて、書類を作る側への配慮が欠けている感じでした。
PCや補助金申請に慣れている方なら、頑張れば出来ると思いますが、両方慣れてない方は正直厳しいかもしれませんね。
面倒だと思った方は当事務所までお問い合わせくださいませ。スピーディーに対応します!